利益成長率の計算方法について

利益成長率が高い企業は、将来的にも高い利益を維持し、株価の上昇が期待されます。一方、利益成長率が低い企業は、将来的な利益の成長が限定されることが予想され、株価の上昇は期待できない場合があります。そのため、株式投資においては、企業の利益成長率を重要な指標として分析することが必要です。

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  1. 利益成長率(EPS成長率)とは
  2. EPS計算式
  3. EPS成長率計算方法
  4. 個別銘柄を調べるときに無料で使えるサイト

利益成長率(EPS成長率)とは

利益成長率は、企業の利益の成長率を表す指標です。企業の利益とは、売上高から経費を差し引いた利益のことであり、企業の経営状態を評価する上で重要な指標のひとつです。

今回はEPS(1株当たりの当期純利益)を使った計算式を書いていきます。

EPSは数値が高いほど良いとされていて、一般的にはEPSが増加する理由は以下になります。

  • 自社株買いをした時
  • 発行済み株式数が減少した時
  • 売上高の増加
  • 粗利益の増加

以上が主な要因とされています。

EPS計算式

EPS=当期純利益÷発行済み株式数

当期純利益とは1年間の最終的な利益のこと、1年間の事業活動で得られた利益から、売上原価、販売管理費等といったすべての経費や税金を引いた金額のことです。 単に純利益と呼ばれることもあります。

EPS成長率計算方法

EPS成長率をみるには複数年のEPSが必要です。

今回は10年と5年で見ていきます。

例を用いて具体的な計算方法を記載します。

EPS成長率10年間EPS成長率5年間
20142.352014
20152.722015
20163.072016
20173.342017
20183.382018
20194.3920194.39
20204.7920204.79
20216.4420216.44
20228.8420228.84
20239.8920239.89

左記がある企業のEPS推移とします。

10年間の計算式

2023年 9.89ドル 2013年2.35ドルで計算します。

答えは0.154・・となりパーセントで表示すると15%

エクセル計算式は

=(9.89/2.35)^(1/10)-1 なります。

5年間の場合は

=(9.89/4.39)^(1/5)-1 0.176… 17%になります。

以上が利益成長率(EPS成長率)計算方法となります。

EPS成長率を計算する際は利益の落ち込みが一時的なものであれば除外するなどやはり分析が必要です。

逆に極端に上がった場合も資産を売却して利益が増えた等調べる必要があります。

個別銘柄を調べるときに無料で使えるサイト

上記のように計算しなくてもマネックス証券の銘柄スカウターを使えばスクリーニングしてくれる機能もあります。

上記画像はサイト抜粋なので実際の画面ではありませんが簡単に調べることができます。

マネックス証券サイト:http://www.monex.co.jp/

またSBI証券のサイトに行けば個別銘柄のレポートを無料で読むことができます。

SBI証券サイト:https://www.sbisec.co.jp/ETGate

ここまでご覧いただきありがとうございました。


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