前回に続き債権について書いていきます。
債権の格付け
基本的には債権は満期まで待てば元本が償還される流れになります。 しかし、必ずしも返ってくるわけではありません。 債権にも格付けという物があります。 債権の格付けはかなり重要な指標のようです。 格付け機関が国や企業の発行体の信用度を分析しランク付けをしています。 ※主な格付け機関:ムーディーズ、スタンダード&プアーズ、格付投資情報センター、日本格付研究所
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日本ではトヨタ自動車がAAAに相当します。 最近では楽天Gがドル建債を発行しますがスタンダード&プアーズによると楽天GはBBに相当します。 これはニュースにもなっておりますのでリンクを張り付けておきます。
楽天Gがドル建て債を発行へ、 格下げリスク警戒の中で約700億円
楽天Gのドル建債は年率12%とかなり高い利率になっています。ドル建債なので為替リスクも考慮しなくてはいけません。現在の円安は日米の金利差が大きく影響していると思われます。現在FOMCでは利上げが行われ現在はかなり高い水準にきており、数年後には利下げが始まり円安も落ち着くと思います。
前回にも記述しましたが、債券は政策金利に左右されます。 参考までに世界の政策金利をマネックス証券で記載ありましたので抜粋しました。

楽天証券にて購入できる米国の債券


買付単価が100%を超えている(参考利回り4.52%)ため償還日2026/3/9元金が減って償還されるためキャピタルゲインによる収益は無くむしろキャピタルロスが発生します。
利率4.60%は年間での配当利回りになるため100万円を投資した場合4.60%分の配当収入を得られます。
米国 トレジャリーノート(米国国債)の詳細が以下の通りです。

買付単価が90%(参考利回り3.29%)なので償還日2029/8/15には100%で償還されるので約10%分がキャピタルゲインとして収益が発生します。
また利率が1.625%ですので100万円を投資した場合は1.625%の配当収入が見込めます。
このように買付単価が100%を下回るような債権はキャピタルゲインとインカムゲインの両方を狙える場合があります。
ただし、前回にも書きましたが発行体の信用度が重要ですので発行体がなくなるリスク・為替リスクを考慮して購入しなければいけません。
それらを考慮しても収益を見込めるのであれば現在利上げにより債権価格は下落しているので購入チャンスではないかと思っています。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
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