1980年にオイルショックが起こった時と現在との類似点を調べてみました。
物価高に対するインフレが1980年代にも起こっていました。
中東での戦争が原因で原油価格が高騰しました。
1980年代オイルショックによる原油価格の高騰でガソリンは値上し、物価が上昇しました。 オイルショック前の消費者物価指数(前年比)4.9%でした。
1973年は11.7%、74年は23.2%まで上昇。急激なインフレは経済活動に大きく影響を与え、72年の経済成長率が前年比+9.1%だったのに対し、73年は同+5.1%と急減速、74年には同-0.5%まで落ち込みました。

オイルショック時のドル円の為替相場は以下の通りです。
250円付近まで円安が進んでいます。
この時期の円安原因は当時の米大統領ニクソンが1971年に金とドルの交換停止を発表したことにより為替市場が金と交換できるドルを前提とした固定相場制から変動相場制に変わるきっかけとなり円安が進みました。
以降はドル高が進み、米国の貿易が赤字が世界経済に影響を与え始めたこともあり1985年には 中央銀行総裁会議 G5で討議されたドル高を是正のためプラザ合意がなされました。
当時の流れは以下の通りかなと思います。
オイルショック
↓
原油価格高騰
↓
インフレ
↓
金利上昇
↓
利上げによるインフレ沈静化
↓
ドル高(景気後退)
↓
米国貿易赤字
↓
プラザ合意
という流れだと思います。
原油価格高騰、円安と言う状況やそれに至る経緯まで現状に似ている気がします。
これから起こることはインフレが沈静化し、ドル高による米国の貿易赤字からの各国の為替への協調介入があるかもしれません。
すでに日本は為替介入を行いました、それでも円安は止まらない状況です。
プラザ合意以降に上昇したセクターを調べてみようと思います。
ここまでご覧頂きありがとうございました。
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