ユニオンパシフィック(UNP)について調べてみました。

  1. 概要
  2. 株価チャート
  3. 売上セクター別構成比
    1. ndustrial セグメント
    2. Bulk セグメント
    3. Premium セグメント
  4. 業績推移
  5. キャッシュフロー
  6. 株主還元
    1. 2023 年の全体的な買戻し活動
    2. 2023 年第 4 四半期の買戻し活動の詳細

概要

ユニオンパシフィックコーポレーションは、その子会社であるユニオンパシフィック鉄道会社を通じて、アメリカ合衆国で鉄道事業を運営しています。穀物や穀物製品、肥料、食品や冷蔵製品、石炭や再生可能エネルギーなどの輸送サービスを提供しており、1862年に設立され、ネブラスカ州オマハに本社を置いています。

現在株価252.98 USD (03/01 19:00)
時価総額154,262百万USD
自己資本比率22.00%
ROE47.30%
PER24.3倍
配当利回り2.10%

株価チャート

売上セクター別構成比

  • Industrial: 8,238百万ドル、全体の34.2%を占める。これは、ユニオンパシフィックの売上高の中で最大のセグメントです。
  • Bulk: 7,358百万ドル、全体の30.5%を占める。これは、Industrialに次いで2番目に大きなセグメントです。
  • Premium: 6,975百万ドル、全体の28.9%を占める。これは、全体の約3分の1に近い売上を生み出しています。
  • Other subsidiary revenues: 872百万ドル、全体の3.6%を占める。
  • Accessorial revenues: 584百万ドル、全体の2.4%を占める。
  • Other: 92百万ドル、全体の0.4%を占める。

ndustrial セグメント

  • 概要: Industrial セグメントは、製造業や工業製品に関連する輸送サービスを提供します。これには、自動車、産業機械、建築材料、化学製品など、さまざまな工業製品の輸送が含まれます。
  • 特徴: このセグメントは、経済の状況や製造業の活動に密接に関連しており、経済成長の指標としても機能します。多様な製品群を扱うため、市場の変動に対する耐性があります。

Bulk セグメント

  • 概要: Bulk セグメントは、大量の原材料や一次産品の輸送を扱います。これには、農産物、石炭、鉱石、穀物などが含まれます。
  • 特徴: このセグメントの需要は、農業の収穫期やエネルギー市場の動向に大きく左右されます。大量輸送に特化しており、効率的な物流ソリューションを提供することが特徴です。

Premium セグメント

  • 概要: Premium セグメントは、高付加価値の輸送サービスを提供します。これには、完成品の輸送、小売業向けの製品、および消費者向け製品の配送が含まれます。
  • 特徴: このセグメントは、迅速な配送や時間指定配送など、顧客のニーズに応じた柔軟なサービス提供が求められます。消費者の購買行動や小売業のトレンドに影響を受けやすいです。

業績推移

バフェットコードより抜粋しましたが、一部データが確認とれませんでした。

直近ROEは43%と高い自己資本利益率を維持しています。

同業他社の中でも高い数値だと思います。(バフェットコードより)

EPSからみる10年後の予想株価

年度EPS
20134.82
20145.88
20155.64
20165.20
201713.75
20188.25
20198.58
20207.99
202110.24
202211.44
202310.46
  • 10年間の平均成長率: 8%
指標
10年後の予想EPS22.70
10年後の予想株価497.12USD
10年間の期待収益率(年率)7.30%

現在の経営状態を続けることが可能であれば10年後に7.3%の収益率が期待できる可能性があります。

キャッシュフロー

営業キャッシュフローとフリーキャッシュフローの増加は、企業の運営効率と資金調達能力の向上を示しています。

株主還元

利益剰余金も積み増しており、発行済み株式は減少しているので自社株買いと配当支払いにより株主への還元を行っているかと思います。

2023 年の全体的な買戻し活動

  • 買い戻された株式の合計: UPC は 2023 年中に 3,657,484 株を買い戻し。
  • 平均買戻し価格:これらの株式に支払われた平均価格は 202.67 ドルです。

2023 年第 4 四半期の買戻し活動の詳細

  • 10 月の自社株買い: 10 月に 166 株を 1 株当たり平均価格 222.76 ドルで購入しました。
  • 11 月の自社株買い: 11 月は 3,069 株を 1 株当たり平均価格 219.57 ドルで購入しました。
  • 12 月の買戻し: 12 月には、1 株あたり平均価格 235.05 ドルで 3,573 株が買戻されました。
  • 第 4 四半期の合計:第 4 四半期に累計 6,808 株が 1 株あたり平均価格 227.77 ドルで買い戻されました。

以上はUNPのIR情報より抜粋

結論

ユニオンパシフィックのセグメント別業績と財務指標の分析から、Industrial、Bulk、Premiumの各セグメントは、それぞれ異なる市場ニーズに対応しており、経済全体の動向や特定の産業の需要変動に応じて、そのパフォーマンスが変化します。ユニオンパシフィックは、事業の成長と財務健全性の維持に向けた戦略を継続的に調整していく必要があり、市場における競争優位性があれば年率7%の利益を得られる可能性があるかと思います。

ここまでご覧頂きありがとうございました。

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