今回は金利について書いていこうと思います。
最近はFRB(中央銀行)による利上げにより株式市場のボラティリティが大きくなっています。
利益を出している企業等もつられて下がる場面が見受けられますので
金利を見ることにより投資すべきタイミングがある程度わかるのではないかと思います。
3つの金利に注目してみたいと思います。
米国10年債利回りとはアメリカ政府が発行する10年物の国債の利回りになります。
国債は政府が資金調達のために発行する債券で投資家は一定期間後に元本と利子を
受け取ることができます。
現在の利回りは3.38%です。

10年債利回りが低下すれば株式市場に資金が流入することにより株価が上昇し、
逆に利回りがあがれば株式市場から資金が流出して債権市場に流入する形になります。
政策金利(フェデラルファンド金利)
政策金利とはアメリカ中央銀行により設定されるフェデラルファンド金利(FF金利)で0.25%
のレンジで目標が設定されます。
これは銀行同士が短期で資金を貸し借りをする際に基準とされており、
FF金利を調整することでアメリカ経済全体の資金供給量を調整して物価の安定や景気回復等の
目標を達成するために活用されます。
現在、インフレが進む中、FRBのFF金利の誘導目標は4.75~5.0%です。

引用:https://www.cmegroup.com/ja/markets/interest-rates/cme-fedwatch-tool.html
FedWatchツールでは早くも秋ごろから利下げ見込まれています。


2022年2月ごろからFF金利が上昇しはじめ、SP500の株価も下がっています。
社債利回り
社債利回りとは債権の1つで国債と同じで発行体が国か企業によります。
発行体が企業になるため社債利回りは企業ごとに存在しますので投資適格債の
利回りを参考にしたいと思います。

引用:https://japan.pimco.com/ja-jp/resources/education/bond-basic/credit/what-is-investment-grade-credi
過去の景気後退局面において利回りが上昇しているのがわかります。
景気が悪いほど格付けの低い企業は利回りが高くなりますので
米国BBB格付け債権は最も高い利回りを示しています。
見解
金利は炭鉱のカナリアと言われているみたいですが、金利をみれば景気サイクルがある程度
見て取れるように思えます。
金利に注目して投資タイミングを計る参考になると思います。
積み立ては継続して行い、個別株投資に関しては割安なタイミングで購入できるようにしたいと思います。
そのためには企業分析は必須になりますので、企業業績とは関係なく下がったタイミング
や景気サイクルでの判断で購入できるようにしたいと思います。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
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