現在FRBの利上げが続く中、インフレ対策としてコモディティを検討してみました。
ファンド概要
iシェアーズ S&P GSCI コモディティ・インデックス・トラスト(以下、「当トラスト」)は、ベンチマークの実績に概ね対応する投資成果をあげることを目標としています。ベンチマークは、分散された コモディティ・グループの実績を反映するよう設計されています。 当トラストは、通常のETFではありません。当トラストは1940年投資会社法に基づき登録された投資会社ではありません。当トラストは ミューチュアル・ファンドと同じ規制基準の対象とはなりません。当トラストへの投資は投機的であり、高いリスクを伴います。投資決定を行う前に、プロスペクタスに記載されたリスク要因やその他の 情報を十分にご検討ください。
出典:楽天証券
運用会社:ブラックロック
純資産額:USD 1,221,136,88(2022年12月30日)
経費率:0.75%
GSGは分配金が無く、経費率は少し高めの設定です。
GSG構成セクター
エネルギー 59.22% 農業 18.93% 工業用金属 10.48% 家畜 6.84% 貴金属 4.53%

エネルギーが大半を占めています。
運用実績

1年のリターンが22.13%ですが、これは近年のインフレが要因で上昇していると思われます。
GSGチャート

2020年5月あたりから上昇して2022年6月に26.49ドルで高値を付けてから上昇は一旦収まり、現在は21.23ドルとなっています。
S&P500との比較
S&P500との比較はSPY(S&P500種指数に連動する投資成果を目指す。S&P500種指数の全構成銘柄を組入れ。主に米国の大型株を保有。保有銘柄のウエートは時価総額ベース)ETFとの比較とさせていただきます。

青がGSG 赤がSPYです。
拡大した物が以下です。

2022年11月あたりからSPYをアウトパフォームしてます。
コモディティはインフレに強いとされており実際に現状は株式が下落する中で年初来で20%以上上昇するパフォーマンスを見せています。
コモディティETFで今回はGSGをフォーカスしましたが他にもDBA・DBCと行ったETFもあります。
最初の概要にも記載ありますが当トラストへの投資は投機的であり、高いリスクを伴います。投資決定を行う前に、プロスペクタスに記載されたリスク要因やその他の 情報を十分にご検討ください。
とファンド概要にもしっかり記載されております。
今上がっているからあがるという保証はどこにもありません。
コモディティでは政治・為替・天候・災害などの影響を受けやすく、今ですとロシア・ウクライナなどの地政学リスクも考慮しなくてはいけません。
自分の身は自分で守るという意識で自ら考えて投資を行えるようまだまだ勉強をしていきたいと思います。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
今年もあとわずかですが、来年も良い年になるように頑張りたいと思います。
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