
- 株価77.89$
- PER15.41倍
- EPS5.23$
- PBR2.02倍
- 粗利益率37.8%
マイクロン・テクノロジーは、従来、PCやサーバー向けのDRAMの製造に重点を置く企業。その後、NAND型フラッシュメモリー市場に進出を果たした。2013年半ばにエルピーダメモリ、2016年12月にイノテラ・メモリーズ(華亜科技)を買収し、DRAMスケールを増強した。同社のDRAMとNAND製品は、PC、データセンター、スマートフォン、ゲームコンソール、自動車、その他のコンピューター機器に搭載されている。
マネックス証券引用のセグメント業績は以下の通りです。

コンピューター、ネットワーク、モバイル事業が主な利益になっているみたいです。
3月29日に決算があり結果は以下のとおりでした。
- 売上高・・・前年同期比 25%増の 77.9 億ドル(市場予想は 75.5 億ドル)
- 1 株当たり利益(一部項目を除く)・・・2.14 ドル(市場予想は 1.99 ドル)
- 粗利益率・・・47.8%(市場予想は 46.1%)
- 営業キャッシュフロー…前年同期比 19%増の 36.3 億ドル(市場予想は 39.5億ドル)
市場予想を上回る決算でした。
過去の決算からも見ていきます。

損益計算
発表日時 | 2018/02/26 | 2019/02/25 | 2020/02/24 | 2021/03/01 |
決算期 連・単 | 連 | 連 | 連 | 連 |
売上高 | 30,391.00 | 23,406.00 | 21,435.00 | 27,705.00 |
売上原価 | 12,500.00 | 12,704.00 | 14,883.00 | 17,233.00 |
販売費一般管理費 | 813 | 836 | 881 | 894 |
営業利益 | 14,609.00 | 6,980.00 | 3,043.00 | 6,282.00 |
税引き前当期利益 | 14,307.00 | 7,048.00 | 2,983.00 | 6,218.00 |
当期利益 | 14,135.00 | 6,313.00 | 2,687.00 | 5,861.00 |
減価償却費 | 4,759.00 | 5,424.00 | 5,650.00 | 6,132.00 |
研究開発費 | 2,141.00 | 2,441.00 | 2,600.00 | 2,663.00 |
EPS | 12.12 | 5.66 | 2.42 | 5.23 |
潜在株式調整後EPS | 11.36 | 5.51 | 2.38 | 5.14 |
年度ごとの比率は以下の通りです。
売上原価 | 41.13% | 54.28% | 69.43% | 62.20% |
販売費一般管理費 | 4.54% | 7.81% | 13.45% | 8.54% |
営業利益 | 81.66% | 65.22% | 46.44% | 59.99% |
税引き前当期利益 | 47.08% | 30.11% | 13.92% | 22.44% |
当期利益 | 46.51% | 26.97% | 12.54% | 21.16% |
減価償却費 | 32.58% | 77.71% | 185.67% | 97.61% |
研究開発費 | 14.66% | 34.97% | 85.44% | 42.39% |
2018/02/26 | 2019/02/25 | 2020/02/24 | 2021/03/01 | |
流動資産合計 | 16,039.00 | 16,503.00 | 17,965.00 | 19,907.00 |
流動負債合計 | 5,754.00 | 6,390.00 | 6,635.00 | 6,424.00 |
2018/02/26 | 2019/02/25 | 2020/02/24 | 2021/03/01 | |
短期有利子負債 | 859.00 | 1,310.00 | 270.00 | 155.00 |
固定負債(長期借入負債) | 3,780.00 | 4,541.00 | 6,373.00 | 6,621.00 |
流動資産は流動負債をうわまっており、長期負債に対して短期負債も低いことがわかります。
2018/02/26 | 2019/02/25 | 2020/02/24 | 2021/03/01 | |
利益剰余金 | 24,395.00 | 30,761.00 | 33,384.00 | 39,051.00 |
また利益剰余金も積み増しています。
右肩上がりの損益計算書ではありませんがバランスシート的には問題なさそうな気がします。
モルガン・スタンレーのアナリスト、ジョセフ・ムーアは、マイクロン・テクノロジー(NASDAQ:MU)を同等の重量で維持し、価格目標を77ドルから83ドルに引き上げています。
長期的な見通しとしては5G、電気自動車、メタバース関連で上昇の見込みがあるように思えます。
短期的にはインフレによるコスト増で需要が減り次回の決算が予想を下回れば下落するかもしれません。
おなじく半導体株 NVDA(71倍)、MRVL(予想116倍)に比べると15倍というPERはかなり低く割安?になりかもしれません。
ここまでご覧頂きありがとうございました。

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